茜の家
Taku SakaushiArchitecture
2015
CREDIT
作品タイトル
茜の家
意匠設計監理
坂牛卓+佐河雄介
構造設計監理
金箱構造設計事務所(担当:辻)
施工
後藤工務店
写真
上田宏
DATA
竣工
2015
所在地
千葉県
主要用途
別荘
構造・構法
木造
敷地面積
652.51 m2
建築面積
192.02 m2
延べ床面積
148.35 m2
階数
地上1階
敷地は太平洋に面する千葉県勝浦の街から穏やかに登る丘の中腹に位置しひろびろとした風景が広がる別荘地である。東京から東京湾アクアラインで3時間以内で来られる利便性によりかなりの数のリタイアした人たちが残りの人生を楽しむためにこの場所に移住してきている。クライアントもすでに引退し東京の都市生活と千葉のこの地で陶芸家として趣味の時間を過ごす2拠点居住を決めていた。
この案の特徴は玄関を入ったところに大きなギャラリーがありこの場所を中心に動線が作られていることである。部屋を移動するときは概ねこのギャラリーを通過するように計画されている。このギャラリーは茜色をしている。この色は各部屋の折り上げ天井にも使われておりあたかも夕焼けの光が差し込んでいるかのような感覚を生み出している。ギャラリーは壁も天井も茜色に染まり天井高も高くひときわ印象的な場所となっている。建物に入った時、部屋を移動するときにハッとして心を覚醒させる強さを持つ様に計画した。