分割の家
Hirofumi NakagawaArchitecture
2021
CREDIT
作品タイトル
分割の家
意匠設計監理
中川宏文+滝口建築
構造設計監理
辻拓也
照明デザイン
大橋麻未
施工
滝口建築
写真
楠瀬友将
DATA
竣工
2021
所在地
山梨県鳴沢村
主要用途
保養所
構造・構法
木造
敷地面積
2414.81m2
建築面積
193.39m2
延べ床面積
250.31m2
階数
地上2階
鳴沢村の別荘地に設計した企業の保養所である。既存の建物を解体し、同じような配置で建物を新築し、南側に広がる庭の向こうに富士山を望むような場所にしたいという要望であった。北側に車寄せや玄関等の建物へのアプローチを設けた。建物中央の縦に細長いスリット空間がエントランスとなっており、この建物を訪れた人は、そのスリット空間によって切り取られる南側の大木や豊かな自然と出会うことになる。東側のボリュームは主にリビングやダイニングといった人が集まる大きな部屋を配置し、西側のヴォリュームには主寝室や客室などスケールの小さな部屋を配置した。また、外観は家型を解体したような逆L 字型の幾何学を重ね合わせることで、部屋の用途ごとに様々な空間の形状や気積を内包させながらも、建築に統一感を生み出すことを考えた。(中川宏文)