内の家

Taku Sakaushi

2019

SCROLL

CREDIT

作品タイトル

内の家

意匠設計監理

坂牛卓+佐河雄介

構造設計監理

金箱構造設計事務所

施工

TH-1

写真

上田宏

DATA

竣工

2013

所在地

東京都

主要用途

専用住宅

構造・構法

RC造

敷地面積

119.43 m2

建築面積

59.63m2

延べ床面積

115.02m2

階数

地上2階

敷地は中央線沿いの閑静な住宅街。 車も人もあまり通りません。 目の前の通りを挟んで雑然とした公園があり、建物の裏には川があります。 地区のハザードマップでは洪水多発地域ですが、前庭の公園が素晴らしいとのことで、お客様は土地を購入されました。 このプロジェクトでは、日影規制を回避するために、1 階を 700 mm 高くすると同時に、軒高を 7 m 未満にし、建物を 2 階建てにすることが最初に決定されました。 しかし、1階の高さを上げることで、正面の公園の風景を取り入れた大きな窓によって失われがちなプライバシーを保つ機能を果たしました。 窓枠の高さは内側から 900mm で、同時に外側から 1600mm です。 この段差のせいで、住民は通りを歩いている人に無頓着です。 また、公園の緑に合わせて決められた黒い壁の色が美しいため、その大きな窓から外の人はほとんど中を見ることができません。
住人は年老いた父と息子の家族。 そこで父の生活は一階で完結させ、息子一家の四つの個室は一階の居間の上にトップライトで空間を囲むように計画した。 各個室には天井高1.4m、約6㎡のロフトスペースがございます。 4つのロフトのうち2つは905mm、そのうち1つははしごで2485mm上ります。 そのうちの 1 つは、はしごで 1580 mm 下降します。 ほとんどすべての部屋とロフトは白い空隙への小さな開口部を削って、住民のヒントがにじみ出るようにしています。
外観の特徴は、外側の断熱材に滑りやすい銀色のペンキが塗られ、出窓がフジツボのように貼り付けられていることです。 内部の特徴は、黒いサルレに大きな開口部があり、その黒い空間の上に白い空洞が浮かび、その白い空洞に面した5つの小さな開口部です。 この白いボイドの天井のピッチは屋根のピッチと同じで、まるで白いボイドハウスが浮かんでいるように感じることができます。 この家の名前「ハウスハウス」は、この印象に由来しています。

(坂牛卓+佐河雄介)