黄色い室
Taku SakaushiArchitecture
2008
CREDIT
作品タイトル
黄色い部屋
意匠設計
坂牛卓+中島壮+小笠原薫
施工
飯塚建築
写真
上田宏
DATA
竣工
2008
所在地
東京都
主要用途
茶室
延べ床面積
33m2
都内の本社ビルの最上階を茶室にコンヴァージョンした。四畳半の畳空間とほぼ同じ大きさのモルタル土間空間を、角を4分の1円弧とした長方形平面の壁で囲み収納をその裏に配置した。バルコニーには立体的に苔の床と壁を設け小さな庭を作った。壁の色を黄色くしたのは「力」の源となるようにというクライアント設計者の希望からだ。黄色の壁は庭から入る光でグラデーションを生み立体感が生まれる。しかし陽が沈むとその効果は薄れるので、陽の光がない時でもこの立体感を生み出すために5種類の明るさの異なる黄色を塗り分けることにした。(坂牛)